このBlogは「エステサロンを開業しよう」と検討中の方へ情報を公開しています。
自宅でエステサロン開業!・・・小さくスタートして大きく育てるサロン運営のヒントを盛り込んでいます。そんな視点で読んで下さい。
今回は、2016年の最後に飛び込んできたエステ業界BIGニュース「三越伊勢丹HDがソシエ(エステ会社)買収」のもたらすエステ業界への影響や取り巻く環境について、エステ坊主の考察を紹介します。
まずは、そのニュースの概要を日本経済新聞のウェブサイトより抜粋。
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『三越伊勢丹ホールディングス(HD)は8日、エステ大手のソシエ・ワールド(東京・渋谷)を買収すると発表した。訪日外国人らによる「爆買い」の失速でモノが売れなくなる中、エステ店の百貨店への出店などを通じて「コト消費」に焦点をあてたサービスを強化する。
2017年1月12日付でみずほ証券などが出資する投資ファンド、ポラリス・キャピタル・グループ(東京・千代田)などから、ソシエ・ワールドの親会社であるSWPホールディングス(東京・千代田)の全株式を取得する。取得価格は非公表だが、「2017年3月期の連結業績への影響は軽微」(三越伊勢丹HD)としている。
ソシエ・ワールドは全国でヘアサロンやエステティックサロンなど約60店舗を運営。上海や台湾にもエステ店を出店しているが、足元では最終赤字が続いていた。2013年にポラリスがソシエ・ワールドの発行済み株式のほぼ100%をシティグループ・キャピタル・パートナーズから約30億円で取得していた。
三越伊勢丹HDは買収にあたり、「エステティックをはじめとするトータル・ビューティの事業は今後、当社グループに必要な事業」と強調している。』
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まず、ここで注目すべきは・・・
『ソシエが赤字が続いていた』という事実。
一時期、アベノミクスが話題になりエステ業界も「エステ氷河期脱出!」と期待で盛り上がった時もありました。
しかし、蓋を開けてみると政府データが示すほど景気の回復実感がなく、結果的にエステ業界にお金が廻ってくることが期待以下だった。その結果が「ソシエの赤字」に現れていると感じます。
エステ坊主がまず感じるのは、エステのビジネスモデルが完全な転換期を迎えているという事。その事実に気づいたサロンはイチ早く変革し復調している。
旧態の運営を続けているサロンは大手と言えども苦境に陥っている。
エステの主力MENUと言える「美顔」「痩身」のニーズは決して減っているワケではありません。
例えばRIZAPの存在。スポーツジムという立場ながら健康志向への訴求ではなく、ダイエットニーズに的を絞り、マンツーマンで完全予約制。さらに入会金を徴収し、費用も高め。それでも快進撃を続けています。
ダイエット+マンツーマン+予約制+入会金+高費用・・・ってエステと同じなんです。最近では入会金を徴収するエステサロンはほとんどありませんが・・・。それでもRIZAPが圧倒的な集客力を誇っている事実は、ダイエット・痩身ニーズが確実に存在することを意味しています。
つまりRIZAPと
①システムが同じ(ダイエット+マンツーマン+予約制+入会金+高費用)
②確実な市場がある
という事はエステサロンは「やり方によっては儲かる」。
エステサロン大手と言われる「ソシエ」「TBC」「たかの友梨」「スリムビューティーハウス」・・・など、エステ第一次ブームの1980年代と比べても施術方法や導入機器の進歩こそありますが、エステサロンという“ステイタス(立ち位置)”には大きな変化がありません。
ビジネス界に事業寿命30年説という定説があります。同じビジネスモデルでは名門・大企業といえども30年で没落すると言われ、ビジネスモデルの陳腐化が衰退につながります。
エステ業界は第一次ブームから30年を過ぎ、現状のままでは没落し、その兆候が大手サロンの赤字に見られます。そのビジネスモデルの陳腐化という経時劣化が分かっていないからこそ、大手サロンですら赤字を計上しているのですね。
続きは次回!
自宅でエステサロン開業!・・・小さくスタートして大きく育てるサロン運営のヒントを盛り込んでいます。そんな視点で読んで下さい。
今回は、2016年の最後に飛び込んできたエステ業界BIGニュース「三越伊勢丹HDがソシエ(エステ会社)買収」のもたらすエステ業界への影響や取り巻く環境について、エステ坊主の考察を紹介します。
まずは、そのニュースの概要を日本経済新聞のウェブサイトより抜粋。
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『三越伊勢丹ホールディングス(HD)は8日、エステ大手のソシエ・ワールド(東京・渋谷)を買収すると発表した。訪日外国人らによる「爆買い」の失速でモノが売れなくなる中、エステ店の百貨店への出店などを通じて「コト消費」に焦点をあてたサービスを強化する。
2017年1月12日付でみずほ証券などが出資する投資ファンド、ポラリス・キャピタル・グループ(東京・千代田)などから、ソシエ・ワールドの親会社であるSWPホールディングス(東京・千代田)の全株式を取得する。取得価格は非公表だが、「2017年3月期の連結業績への影響は軽微」(三越伊勢丹HD)としている。
ソシエ・ワールドは全国でヘアサロンやエステティックサロンなど約60店舗を運営。上海や台湾にもエステ店を出店しているが、足元では最終赤字が続いていた。2013年にポラリスがソシエ・ワールドの発行済み株式のほぼ100%をシティグループ・キャピタル・パートナーズから約30億円で取得していた。
三越伊勢丹HDは買収にあたり、「エステティックをはじめとするトータル・ビューティの事業は今後、当社グループに必要な事業」と強調している。』
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まず、ここで注目すべきは・・・
『ソシエが赤字が続いていた』という事実。
一時期、アベノミクスが話題になりエステ業界も「エステ氷河期脱出!」と期待で盛り上がった時もありました。
しかし、蓋を開けてみると政府データが示すほど景気の回復実感がなく、結果的にエステ業界にお金が廻ってくることが期待以下だった。その結果が「ソシエの赤字」に現れていると感じます。
エステ坊主がまず感じるのは、エステのビジネスモデルが完全な転換期を迎えているという事。その事実に気づいたサロンはイチ早く変革し復調している。
旧態の運営を続けているサロンは大手と言えども苦境に陥っている。
エステの主力MENUと言える「美顔」「痩身」のニーズは決して減っているワケではありません。
例えばRIZAPの存在。スポーツジムという立場ながら健康志向への訴求ではなく、ダイエットニーズに的を絞り、マンツーマンで完全予約制。さらに入会金を徴収し、費用も高め。それでも快進撃を続けています。
ダイエット+マンツーマン+予約制+入会金+高費用・・・ってエステと同じなんです。最近では入会金を徴収するエステサロンはほとんどありませんが・・・。それでもRIZAPが圧倒的な集客力を誇っている事実は、ダイエット・痩身ニーズが確実に存在することを意味しています。
つまりRIZAPと
①システムが同じ(ダイエット+マンツーマン+予約制+入会金+高費用)
②確実な市場がある
という事はエステサロンは「やり方によっては儲かる」。
エステサロン大手と言われる「ソシエ」「TBC」「たかの友梨」「スリムビューティーハウス」・・・など、エステ第一次ブームの1980年代と比べても施術方法や導入機器の進歩こそありますが、エステサロンという“ステイタス(立ち位置)”には大きな変化がありません。
ビジネス界に事業寿命30年説という定説があります。同じビジネスモデルでは名門・大企業といえども30年で没落すると言われ、ビジネスモデルの陳腐化が衰退につながります。
エステ業界は第一次ブームから30年を過ぎ、現状のままでは没落し、その兆候が大手サロンの赤字に見られます。そのビジネスモデルの陳腐化という経時劣化が分かっていないからこそ、大手サロンですら赤字を計上しているのですね。
続きは次回!