このBlogは「エステサロンを開業しよう」と検討中の方へ情報を公開しています。
自宅でエステサロン開業!・・・小さくスタートして大きく育てるサロン運営のヒントを盛り込んでいます。そんな視点で読んで下さい。


今回は、昨年末に飛び込んできたエステ業界BIGニュース「三越伊勢丹HDがソシエ(エステ会社)買収」のもたらすエステ業界への影響や取り巻く環境について、エステ坊主の考察の続きを紹介します。

考察1回目のBLOGはコチラ
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http://99g.doorblog.jp/archives/2016-12-18.html

考察2回目のBLOGはコチラ
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前回、大手が築き上げたエステティックサロンの経営スタイルをマジマジと眺めてみました。

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◇メニュー単価が高く、複数回のコース契約での施術提供
◇企業として経営しエステティシャンは全員雇用者
◇立地を重視し1等地への出店
◇内装にゴージャス感を演出し非日常の雰囲気を追求
◇高単価の物販(化粧品・サプリメント)の取り扱い
◇広告の訴求方法にもこだわり媒体を厳選
◇エステティシャンの服装、立ち振る舞い、品格にも留意
◇技術研修・知識教育に熱心
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すると・・・眺めていて何か、感じませんか?

そこに貴女のサロンの居場所があります。

エステ坊主が感じた“違和感”とは、今のエステサロンは「美容ビジネス」感がにじみ出すぎていること。
サロン側の理想やソロバン勘定を価値としてお客様に押し付けているように感じます。

“美容業”ならではのビジネスモデルに“はまり過ぎ”とも言えます。

人を美しくする職業としての美容は、施術代金としてお客様から対価を頂きます

・髪をカットしたカット料金
・ジェルネイルの施術料金
・まつエクをつけた施術料金


などなど・・・つまり、施術=労働に見合った料金をお客様から徴収する。

エステも同じで、施術を“お手入れ”などと表現し、やはり施術=労働の代金をお客様から頂いています。

もちろん、高級感や特別感を演出するための店舗・備品を含めた様々な経費をまかなうためにサロンの施術料金は、労働+付加価値で価格が決められているので単純な労働コストだけではありません。

昔は、それでも良かったと思います。

でもエステが一般化し、エステサロン数の増加に伴い利用者の層も広がったことで、お客様の選択肢が増えています。

単純に施術料金という“労働報酬+付加価値”では、お客様のエステに対する要望を受け止めきれていないと感じています。

お客様は「太った」「老けた」などコンプレックスを解消し、美しさを取り戻すタメにエステサロンに足を運んで下さいます。

つまりお客様は「美しくなる」=“結果”を期待して代金を払ってくださるんです。

しかしエステ側は施術料金(労働報酬+付加価値)をお客様から頂戴している。現状は施術の対価として費用をもらっている感覚に陥ります。特に大手は経営側と施術者(エステティシャン)が雇用という契約で業務に従事しているので、一層、感覚が麻痺します。

このサロン側とお客様側の意識のギャップが、売上不振へ陥るひとつの原因だと考えます。

医療としての美容クリニックは、メスやハリ、注射を使い、消費者の要望する「美」に結果をもたらしやすい。
でもエステティックはカラダに負荷の少ない施術方法で、コンプレックスを解消していきます。結果を出すのに時間がかかります。

お客様が結果を求めるのに、その結果が出るのに時間がかかり、尚且つ、エステティシャン側は“結果にこだわっている”と口では言ってはいるものの、その実態は施術をすることを仕事だと思っている



このギャップに気づいたエステサロンは【徹底的に結果にこだわる】というエステ業界の中での居場所を見つけ、経営不振から抜け出し健全経営が行えています。

貴女のサロンも見直さなくて大丈夫ですか!?



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