このBlogは「エステサロンを開業しよう」と検討中の方へ情報を公開しています。
自宅でエステサロン開業!・・・小さくスタートして大きく育てるサロン運営のヒントを盛り込んでいます。そんな視点で読んで下さい。


今回は、2016年の最後に飛び込んできたエステ業界BIGニュース「三越伊勢丹HDがソシエ(エステ会社)買収」のもたらすエステ業界への影響や取り巻く環境について、エステ坊主の考察の続きを紹介します。

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http://99g.doorblog.jp/archives/2016-11-18.html



そもそも『ソシエ』ほどの大手が赤字に苦しむのが、ビジネス界に事業寿命30年説という定説があり、はっきり言って、昔のビジネスモデルが通用しなくなったから。

大手チェーン店の出店地や広告宣伝方法を見ても判るように、経済的に余裕のあるゾーンを上客として高額なコース販売で売上を稼ぐ経営手法でした。

大手サロンは個人・小規模サロンが活用するような『ホットペッパー』などのフリーペーパーで広告を見ることもありません。百貨店の友の会向けのDMで広告するか、新聞の折込チラシでPRする・・・など媒体を厳選します。

立地も駅チカや百貨店/ホテルのテナント入店とコストをかけています。

しかしながら、第一次エステブームの1980年代と比較しても、美容クリニックの増加、大手サロンと同じ機器を導入する小規模・個人サロンの増加。
『美顔』『痩身』『美脚』『豊胸』『リラクゼーション』『ブライダルエステ』・・・と消費者ニーズの細分化。


と環境は変わっているんです。

広告媒体を厳選しても、立地に優位性があっても、この環境の変化に対応できなければ客が他所へ流れていくんですね。

加えて、前回のBlogで事例に挙げた『RIZAP』も他業種ながらもエステサロンのライバルとしてダイエット市場のシェアを圧倒的なスピードで奪取しています。

驚くことにRIZAPは2012年2月に1号店を開店し、わずか5年で海外5店舗を含め101店舗を展開するまでに急成長。(2016.12.14時点)

またRIZAPはTVCMで登場する男性タレントの印象が強く筋トレのイメージもあるので、漠然と男性客が多いように勘違いしがちですが、男性4 対 女性6の割合で女性客が多いんです(出典:ライザップはなぜ、結果にコミットできるのか。あさ出版)。エステのダイエットニーズと真っ向勝負する企業なんですね。



このBlogは「エステサロンを開業しよう」と検討中の方へ情報を公開していますが、これからエステサロンを 開業する方も、このエステ業界の環境変化を受け止めなければなりません。

大手エステサロンに比べて、個人・小規模サロンは固定費を抑え、宣伝広告費を適正値にコントロールし, さらに高い技術力を提供できれば、まだまだ伸び盛りの業界です。

それでは、個人・小規模サロンはどう考え、行動すれば良いのか?

続きは、次回。



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