エステサロンを開業するにあたり、立地で悩むのはサッサとやめて、MENU構成をどうするか?で地域一番店を目指すべきです。

サロンで取り扱うメニューによって集客見込層が変わり、どのMENUが開業地域に適しているのかを考えなければなりません。

前々回から2回に渡り、立地とメニューについて紹介しています。

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前々回:「個人開業は立地を捨てなさい」
http://99g.doorblog.jp/archives/2016-09-04.html

前回:「もし田舎に店を開くなら…」
http://99g.doorblog.jp/archives/2016-09-08.html

でも、そもそもエステメニューの特長を知らないと、開業地域に根ざした営業を行うことが出来ません。
そこで今日は、最も基礎的なエステメニューの特長とメイン客層を紹介します。


美顔メニュー
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【内容】
シミ、しわ、たるみ・・・などの加齢トラブルを解消するアンチエイジングメニューが基本。
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【メイン客層】
アンチエイジングが中心の美顔は30代以上の利用が多い
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【来店頻度】
とある化粧品メーカーのCMで【フェイシャルサロン月(つき)2回・・・】と歌っているように、2週間に1回のペースが最適です。
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【その他】
化粧品販売につながる。アンチエイジングは加齢予防になり、長く通ってくださるお客様が多い。ただし、ドラッグストアでも同じような施術サービスを行っており、小規模商圏でも成り立つ業態につきライバル店は多い。

痩身メニュー
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【内容】
ダイエットニーズを対象とし、体重減、サイズダウンへ導く施術。
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【メイン客層】
ダイエットは女性の永遠のテーマで、年齢層を問わず。ブライダル需要も大きい。
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【来店頻度】
エステサロンでダイエットニーズに応えるには、短期間で成果を出すことが必須。よって1週間 に1回の来店が理想的。
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【その他】
ダイエットサプリメントなどのサポート商品の販売につながる。季節変動が大きく春~初夏にかけてが最も集客できる。コース終了と共に来店がなくなる(卒業)傾向に。 痩身機器の技術革新が目覚しく、最新の機器が常にリリースされる。

脱毛メニュー
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【内容】
エステサロンでは永久脱毛という言葉は使えなくなったが、ムダ毛処理に悩むニーズに対応。
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【メイン客層】
若年層から年配まで、年齢層を問わず。
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【来店頻度】
施術に毛周期が関連し、1~2ヶ月に1回。部位によって異なる。
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【その他】
最もニーズがあるメニューで脱毛機器があれば、素人でも施術できる。そのため都市部ではライバル店が多数。さらに機器は高額で投資額が大きくなるものの、価格競争が激しく、投資資本回収に時間を要する。

その他メニュー
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【内容】
アロマセラピーを主としたリラクゼーション、およびコンプレックス解消の豊胸メニュー。
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【メイン客層】
リラクゼーション、豊胸はともに年齢層を問わず。
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【来店頻度】
リラクゼーションは1~2ヶ月に1回程度。豊胸は痩身同様1週間に1回。
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【その他】
リラクゼーションを併設するサロンは多い。ただし、来客頻度がお客様任せで不安定。 余分なものを削る【痩身】に比べ、無いものをプラスする【豊胸】は、機械トリートメント力以上に手技によって結果が大きく異なる。熟練した技術者が必要。


美顔はライバル店が多く、痩身は季節変動で集客に波があり、コース終了後の卒業も。
さらに脱毛は機械が高い反面、メニュー単価が安いので利益が出にくい。
エステMENUの中で唯一、予約をとらないままお客様が帰るリラクゼーションは、来店がお客様任せで計画が立ちにくい。
豊胸は技術力が必須。

それぞれのMENUのデメリットを把握し、地域の同業他店の動向、そして想定客層、自身のキャリアを見つめなおして、メニューづくりに取り組みましょう。

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