前回のブログでは開業の立地について、独立開業型のプライベートサロンの場合について書きました。
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http://99g.doorblog.jp/archives/2016-09-04.html

開業立地と主要メニューには、深い関わりがあります。
都市部での開業は前回紹介の通り、専門性を前面に押し出すことが集客のポイントになります。

でも、もし貴女がローカルエリアでの開業を考えている場合は、必ずしも専門性を強調する必要はありません。

基本エステMENUをしっかり揃えマルチに対応できるサロンスタイルが、功を奏する場合が多々あります。

都市部はライバル店が多く新規店舗は埋もれてしまう可能性があり、その分、なんらかの特長(とんがり)が訴求ポイントになり得ます。

しかし、ライバルが少ないエリアであるならば、王道MENUで様々なニーズを汲み取るべきです。

飲食店で例えるなら、人口の少ないローカルエリアではデリバリーピザ業態は成り立ちにくい。一般家庭でデリバリーピザを注文する頻度を考えると、やはりある程度の世帯数が必要ですよね。しかしデリバリーピザ店が無いエリアでは他の飲食店がゼロか?というとそうでもなく、居酒屋や大衆食堂やファミレス(ぽいもの含む)があったりします。

つまりピザという専門店は小規模商圏では成り立ちにくいけど、メニュー多様な飲食業態は繁盛する可能性がある。

エステにおいてもローカルエリアでは美顔、痩身、アロマリラクゼーション、可能なら脱毛まで扱うと集客に困ることはありません。ただし、あくまでも初期投資を抑えることが前提条件になります。

勝手なイメージではありますが、デリバリーピザ店が存在しない地域の飲食店が、記念日でしか使わないようなリッチ&ゴージャスな雰囲気の店とは考えにくい・・・。地元の人が気軽に使えるコンセプトの店が流行っているように思えませんか?

エステも同じで初期投資を抑えることで、メニュー単価を都市部より低廉に設定できます。

まずは、「来店」という行動を起こしてもらうことが新規開業店にとっては重要。そのひとつに「メニュー単価」があります。

ただし、見逃してはいけないポイントが・・・。それは最先端のエステを提供できるという品質の高さを維持すること。
たまたまローカルエリアで出店したけど、施術内容は都市部となんら変わらない。だからこそ店に行ってみようか…とお客様の背中を押す一手となります。

今はインターネットやTV、雑誌で都市部もローカルエリアも情報の伝達に大きな違いはありません。新たな美容トレンドは地方にもニーズを生み出せます。

私がサポートさせてもらっている事例ですが、ローカルエリアで脱毛以外の主要エステメニューを取り揃えている店舗さんでは、車で片道1時間近くかけて来店されるお客様が多数いらっしゃいます。

それはナゼか?ローカルエリアの周りもローカルエリアで最新のエステを行っている同業者がなく、商圏が想定していた以上に広がっているんです。

だからこそ、立地とメニューの関連性を考える必要があります。そして、どのエリアで開業するにもプライベートサロン型は初期費用を抑えること。限られた資金は宣伝広告費に投下することをお忘れなく。


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