エステ坊主の「失敗しないサロン開業」のコンセプトは、個人の場合は初期投資を少なく、手元に極力運営資金を残し、宣伝広告費に資本を投下することをオススメしています。

なので「自宅開業」か、「居抜き」もしくは「マンションエステ」でのスタートがベターだと考えます。

そうなると・・・商売の基本とも言える「立地」を武器にすることが出来なくなりますよねぇ。

でも経験上、様々な小規模サロンを支援して来た中でエステサロンだからこそ「一等立地や豪華な設備に負けない経営が出来る」と胸を張って言えます。

その根拠は何か・・・

エステティックサロンでは、お客様は女性。加齢トラブルやコンプレックスを抱え来店され、自分の大切な肌や時には裸を他人(エステティシャン)にゆだねなければなりません。

この、女性が大切な肌や裸を他人にゆだねる場所は「医療」か「エステ」しかありません。

ということは女性は無意識に「医療機関」を選ぶのと同じような心理でエステサロンを決める傾向にあります。

ちょっとした病気の時、例えば「風邪」をひいた時に近くの病院に行きませんか?

入院が必要になるような大きな病気をしたときは地域の総合病院に行きませんか?

エステも同じ傾向があり「エステ初体験」というライトユーザー層は、専門型の小規模サロンに多く来店いただきます。

そしてエステによく通うヘビーユーザー層は、大手チェーン店舗を好む傾向が見られます。

つまり・・・

風邪かなぁ→市販風邪薬を飲む→改善しない→近くの内科医院に行く

と同じように

シミ、しわが増えたなぁ→ちょっと高い化粧品を買ってみる→改善しない→近くのフェイシャルエステサロンを探す

もしくは、明らかに太った→流行のダイエット方法を試す→一時的に成功するがリバウンド→近くの痩身エステを探す

つまり「しみ、しわならお任せ!」とか「リバウンドしないダイエット専門」という特長があれば、立地でのマイナスは、すぐに取り返すことが可能です。クチコミ好きな女性を相手にする「エステサロン」だからこそ、クチコミを誘発させるような納得の結果と専門性が武器になります。

個人開業のエステサロンは、資金に余裕が無ければ立地を捨て、専門性で勝負しましょう!


home_salon_p1